レプトスピラ症について
この病気は、病原性レプトスピラという細菌による感染症です。動物だけでなく、人も感染します。
感染すると腎不全や肝障害などをおこし、
時に重篤化します。
毎年全国で散発的に発生していますが、
今年は県内の白井市、船橋市ですでに発生報告がありました。
この病気は、感染動物の糞尿に排出された菌と接触する事で感染します。空気感染はおきないとされています。
主にネズミが保菌しており、
ネズミの糞尿が混じった土壌と犬が接触し感染する事が多いと言われています。
湿った土壌でレプトスピラは長期間生存できるので、
大雨や台風などのあとに汚染された土壌が環境中に広がり感染する危険が増します。
これから白井市、船橋市市内で発生が増えるとは思っていませんが、
念の為、雨のあとの散歩は泥水などを避けたほうがいいでしょう。
また、レプトスピラに対するワクチンなどについてご質問等ございましたら、
診察時間内にお願いいたします。