当院では下記のような手順で歯科処置を行っています。
診察は予約制ではありません。
*麻酔下での歯科処置は診察を受けた後での予約制となります。

問診・身体検査・処置日の予約

現在の症状を問診後、実際に口腔内をチェックします。
早期に歯科処置が必要と判断した場合は、術前検査を行います。
*性格やその時の状況(極度の興奮や不安による攻撃行動等)によっては、麻酔後でないと口腔内を観察できないこともあります。

術前検査で異常があった場合、しっかりとご相談の上で今後の方針を決めていきます。
歯だけではなく、体全体の状態をきちんと判断することが非常に重要と考えています。

術前検査で問題がない場合は、歯科処置を行う日程を予約します。

歯科処置当日の流れ

当日は指定された時間までにはご来院ください。
当日朝はご飯を抜いてお越しください。お水は少量であれば問題ありません。

鎮静麻酔をかけた後に、歯科専用レントゲン等で更に詳しく口腔内を検査します。

犬の口腔
麻酔後に口腔内をチェックします。
歯石は付いていますが、そこまでひどくはなさそうです。

レントゲン・プロービング検査

まずプロービングといって、歯と歯肉の隙間の深さを確認していきます。
隙間の深さによって、歯科専用レントゲンでさらに詳細に観察します。

例えば下の写真では、左の上顎第4前臼歯にプロービングという検査をしています。
この子は歯周ポケット(歯と歯肉の間の隙間)が病的に深くなってしまっていました。
抜歯の必要があるのか更に確認する必要があります。歯科専用レントゲンで確認していきます。
すると本来の歯周組織が溶けてなくなっているのが分かります。

外見だけでは判断できない事を、より詳細な検査をすることでしっかりと把握する事ができます。

犬の歯プロービング
上の写真と同じ子です。左はプロービングという検査をしています。歯と歯肉の間に専用の器具を入れて深さを測ります。
この子は7㎜近くも深い歯周ポケットになってしまっています。
(一部歯肉がなくなってしまっているので、その分も合わすと10㎜程度になります!)
右の写真は同じ場所のレントゲン写真です。歯を支持する歯槽骨(本来は白くみえる)が無くなり、黒く抜けてしまっています。

歯科処置

これまでの検査により処置内容を決定します。

処置が終わり次第、速やかに覚醒を行い、退院までの間しっかりとケアいたします。

退院・再診

当日の夕方に退院となります。
お薬を処方します。しっかりと服用していただき、お薬が飲み終わる頃に経過観察の為にご来院下さい。
経過観察で患部が良好であれば以上で一区切りとなります。
その後も2~3か月に1度は定期的に経過観察を行いしっかりとフォローをしていきます。

退院後は、お家でのケアを頑張りましょう!
退院後もいつでもご相談下さい。病院一同サポートさせていただきます。

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